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ワクチンニュース

予防接種法の一部改正について

予防接種法に基づく定期の予防接種の対象者の見直し(第1条の2の喪関系)

(1)麻しん及び風しんに係る定期の予防接種の対象者をいずれも次の通りとする。
   ア  第1期の予防接種 生後12月から生後24月に至るまでの間にある者
   イ  第2期の予防接種 5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から
     当該始期に達する日の前日までの間にあるもの
(施行日:平成18年4月1日)

(2)日本脳炎に係る定期の予防接種の第3期予防接種(14歳以上16歳未満の者)を廃止する。
(施行日:平成17年7月29日)


日本脳炎ワクチン接種の積極推奨差し控え措置について

Q,定期予防接種として、日本脳炎ワクチンの積極的な推奨を差し控えた理由はなんですか?

A,マウスの脳を用いた現在の日本脳炎ワクチンとそれを接種した後の重症ADEM(アデム、急性散在性脳脊髄炎)発生との因果関係があると診断が下されたことから、現時点ではより慎重を期するため、定期予防接種として現行の日本脳炎ワクチン接種の積極的奨励は行わないよう、各市町村に対し勧告を行ったものです。

Q,日本脳炎の予防接種を受けたのですが、ADEMにかかる心配ないのでしょうか?

A,日本脳炎ワクチンの副反応としてのADEMは、70-200万回の接種に1回程度、きわめてまれに発生すると考えられています。万が一発生しても通常は軽快し、その後の再発はみられません。
予防接種によると考えられているADEMでは、通常、ワクチン接種後数日から2週間程度の間に発熱、頭痛、けいれん、運動障害等の症状があらわれます。症状が疑われる場合には、医療機関において医師の診断を受けてください。接種をうけても症状のない場合は、健康診断や検査を受ける必要はありません。

Q,今回の措置により、日本脳炎が流行することはありませんか?

A,日本脳炎の感染源は日本脳炎ウイルスを媒介する蚊ですが、媒介蚊に刺されたからといって必ずしも発病するものではありません。また、わが国では1970年代以降患者数は著しく減少しましたが、その理由としては予防接種の普及の他に、蚊のウイルス保有率の減少、環境改善による蚊に刺される機会の減少など複数の要因の組み合わせの結果と考えられています。
そのために国内の多くの地域では、予防接種を行わなくても直ちに流行する機会は著しく減少していると考えられます。
また、すでに予防接種をうけている年齢層では、ある程度の免疫を持っていると考えられます。
これらのことから、本年予防接種をうけるべき年齢の方が予防接種をうけなくても、日本脳炎に感染し発症する機会は極めてまれと考えられます。
ただし、一般的な注意として戸外へ出かける時には、念のためできる限り長袖、長ズボンを身につけるなど、ウイルスを持った蚊に刺されないよう十分な注意をすることをお勧めします。


風しん

アメリカで、2005年3月21日、CDC(Centers for Disease Control and Prevention:米疾病対策センター)より風しん撲滅宣言が出されました。
アメリカでは、1969年から風しんワクチン接種が始まり、1990年のワクチン2回接種スケジュール施行以降、風しん患者の発生は減少してきました。1995年以降の調査では、それまでの風しん患者の発生が非ヒスパニック系からヒスパニック系に移行していることがわかり、1998年以降報告されているCRS(先天性風しん症候群)に関しては、母親のほとんどがワクチン接種をしていない、または接種履歴を確認できないヒスパニック系もしくはアメリカ外生まれの人たちでした。これらのことから、アメリカでは輸入感染流行の予防も考慮し、以下の点を重視して今後もMMRワクチンの接種を継続していく予定です。

●全ての幼児(12ヶ月未満の年齢)

●風しん免疫の獲得を文章で確認できない感受性の強い若者と成人

●出産年齢で妊娠していない女性(特にアメリカ外生まれ)

日本では、国立感染症研究所 感染症情報センターの情報によると、2001年度感染症流行予測調査から得られた風しんワクチン接種率は、女性64.8%、男性59.4%でした。CRSにおいては、1999年4月の感染症法の執行により全数把握疾患となりましたが、1999年には報告が無く、2000〜2003年には各1例でした。しかし、2004年では合計10例が報告されています。これらの状況及び感受性人工の情報からも分かるように、風しん免疫の獲得が急がれています。現在、麻しん、風しんワクチンの2回接種の導入が検討されていますが、特にMRワクチンの接種により、風しんワクチン接種率が麻しんワクチン接種率レベルまで増加することが期待できます。


麻しん

麻しんは特異的な治療法がなく、1週間以上高熱が続き、肺炎、麻しん脳炎などの合併症を効率に発症する疾患です。また空気感染する感染症であり、極めて強い感染力を持ちます。

アメリカではMMRワクチンの2回接種(生後12〜15ヶ月と4〜6歳)を基本としており、その理由としては(1)未接種に対する接種率を上げる(2)1回の接種で免疫ができなかったものにも確実に免疫を付ける(3)1回目接種で免疫がついたものにはその免疫を増強する等が挙げられます。また、麻しんワクチン接種を入学・入園時の条件として要求する制度があります。この様な対策の結果、ワクチン接種率は95%を越えており、内因性の麻しん伝播の排除に成功しています。患者発生のほとんどが輸入例であり、その第一位は日本からの輸入例となっています。

日本における2002年度の1歳の麻しん抗体保有率(PA抗体価1:16以上)は、感染症流行予測調査報告書(厚生労働省結核感染症課、都道府県及び地方衛生研究所、国立感染症研究所などの協力による)によれば、73.2%で、前年度(43.9%)に比べ大幅に上昇していましたが、2003年度は61.9%と低下しています。麻しん流行の中心は1歳児を中心とした乳幼児であるので、流行を抑制する為には、1歳早期のワクチン接種率を上げなければなりません。流行抑制の為の目標値は、1歳児の麻しん接種率95%です。一部の自治体では1歳早期における高い接種率の目標設定と、その維持に対する努力が続けられているものの、現状のままでは流行が再来する可能性が高いと考えられます。日本においてもワクチン接種率をさらに向上させ、麻しんの排除を目指す必要があります。



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